出会い系サイトの基礎知識

出会い系サイトを利用する上で知っておくと便利な情報や、トラブルに巻き込まれないための注意事項などをご紹介しています。

はじめに

出会い系サイトは、インターネットを通じて不特定の男女が気軽に知り合うことができるので、私生活で出会いが少ない人にはとても便利なサービスですが、児童売春や架空請求などのトラブルに巻き込まれるケースも多く、利用する際には十分注意が必要です。

出会い系サイトの基礎知識では、出会い系サイトを利用する上で知っておくと便利な情報や、トラブルに巻き込まれないための注意事項などをご紹介していますので、是非参考にしてみてくださいね。

出会い系サイトの種類

出会い系サイトには、「完全無料」「ポイント制」「定額制」の三種類があります。

完全無料の出会い系サイトは、広告収入などで運営されているため、無料で利用することができます。誰でも無料で楽しみたいと思うのが普通なので気軽に登録してしまいがちですが、複数の悪質サイトに同時登録されたり、メールアドレスなどの個人情報が流出して迷惑メールや架空請求などのトラブルに巻き込まれるケースが多いため、完全無料の出会い系サイトに登録する際には十分注意が必要です。

ポイント制の出会い系サイトは、メール送受信や掲示板の閲覧など、利用した分だけポイントを消費するシステムになります。出会い系サイトの中では一番スタンダードなタイプで、利用しなければ料金が発生することもなく安心ですが、サクラやキャッシュバックを採用しているサイトも多いので、注意が必要です。

定額制の出会い系サイトは、月額固定料金の定額制で利用できるシステムになります。どれだけ利用しても料金は一定なので、サクラを採用する意味がなく、サクラに騙される心配はありません。ただし、自動更新で月額料金を請求されるケースが多く、退会するのを忘れてしまうと利用していないのに料金が発生してしまうこともありますので、注意が必要です。

トラブルを防ぐための注意事項

出会い系サイトは、児童売春などの犯罪行為に利用されることも多く、平成15年に援助交際などの犯罪被害から児童を守ることを目的とした「出会い系サイト規制法」が施工されました。

出会い系サイトを利用して18歳未満の相手を誘うことは、法律によって禁止されています。たとえ相手が年齢詐称していた場合でも「知らなかった」は通用しません。18歳未満の相手を誘うような書き込みをしないことはもちろん、18歳未満と思われる相手とはやり取りをしないなどの注意が必要です。

出会い系サイト規制法では、出会い系サイトの運営会社にも「都道府県公安委員会にインターネット異性紹介事業の届出」「利用者の年齢確認」「援助交際の恐れがある書き込みの削除」が義務づけられています。

余計なトラブルに巻き込まれないためにも、法令に基づいて「インターネット異性紹介事業の届出」や「利用者の年齢確認」をしっかり実施している出会い系サイトを選ぶことが重要です。他にも「特定商取引法」や「個人情報保護法」に関する表示も参考になります。

各種法令に基づいて運営されているかどうか確認するだけで、架空請求や迷惑メールなどの悪質業者も回避できる可能性が高まりますので、是非参考にしてみてくださいね。