■離婚したいけど出来ない…
よくこう言っている方を見かけます。
「子供の手が離れたら離婚できる」結婚生活という幸せな生活をなんだか我慢しているような発言ですが、この言葉は奥が深い。
離婚したいけどできないという状況は想像できますか?
「離婚したければすれば良い」
未婚者はそう言うかもしません。
しかし、子供の為に「離婚をしない」と割り切り、我慢をしている夫婦は多数います。
俗にいう仮面夫婦となって、子供が成人するまで離婚はしないという家庭です。
なぜそれだけ我慢するのか?我慢して特になることはあるのか?
今回は離婚したいけどできない夫婦の心理について、我慢をして忍耐と家庭崩壊の先にあるものについてお話します。
■離婚したいけどできない場合
様々な理由があって、離婚したくても出来ない人の一例を紹介させて頂きます。
・子供が成人したら離婚をしようと思っている
・親の介護などが大変で離婚に踏み切れない
・経済的な問題で、慰謝料などを支払う能力はないから離婚しない方が得
・単純に働きたくない。収入的な面で、働きたくないから離婚出来ない
離婚したいけどできない状況は人それぞれ、70%以上の人が「子供の為」と言っていますが、ほぼ自分の為と言っても過言ではない理由が裏に隠されています。
結婚をしていると「離婚したい」と思う事なんて沢山あります。
それでもなぜ簡単に離婚をしないのか、出来ないかと考えた時に思い浮かぶのは、将来への不安や子供の笑顔、結婚生活での幸せな一時でしょう。
■離婚を我慢する必要は無い
人は我慢をし続けると、家庭だけではなく、己の身体や精神さえ崩壊してしまう可能性があります。
我慢はストレスです。
離婚したいと思っていても出来ないから。と、我慢している夫婦はストレスばかり蓄積して良い結果を生み出す事はありません。
稀に「仮面夫婦」を完璧に演じきる人もいますが、大半の人はボロが出て、夫婦間はギスギスとしたものになるでしょう。
居心地の悪い環境では、子供の将来にも悪影響を及ぼしかねません。
果たして離婚しない事が本当に「子供の為」になるのでしょうか?
「離婚したら子供がかわいそう…」なんて言う方が大半でしょうが、それは子供が思っている意見ですか
親となった以上、子供に最善・最適な環境を提供してあげる事も大切な事です。
■出来ないのではなく、する勇気がない
「子供・家族・お金」という離婚出来ない理由は「離婚する勇気がない」だけの言い訳です。
母子家庭や父子家庭の辛さ、子供心なりの寂しさも理解出来ます。
それでも「仮面夫婦」が子供にとってどれだけ辛いことかというのは考えた事がありますでしょうか?
■離婚したいけど出来ない場合の対処法
離婚した後の生活は実際経験しないと解りっこありません。
不安や疑問ばかりでしょうが、離婚した方が得な事だって沢山あります。
離婚したいけど出来ないと思っている方は今一度自分の気持ちと向き合ってみてください。
辛い夫婦生活を我慢した先にあるものは家庭崩壊であり、家庭崩壊の先にあるものはただの苦痛です。
子供に苦しい寂し思いをさせたくないと思うのであれば、崩壊しか無い未来を選ばないでください。
自分の人生も子供の人生も一度っきりなんですから、この記事が少しでも勇気になってくれれば幸いです。