離婚が決まった時の準備、シングルマザーになると言う事

離婚が決定し、いざシングルマザーになってしまう事になっても、事前準備無くして快適な生活は得られません。
色々と難しい問題も沢山あると思いますが、今回はそちらを考えて行きましょう。

■離婚が決まったら、子供と家族へ報告
まず、一番身近に居る子供へは必ず報告しましょう。できるだけ両親が一緒にいる場で伝えるのがベストです。
自分一人で伝える場合にも、お子さんの今後の人生への影響を考慮して、決して父親の悪口を言わないようにしましょう。
子供に伝える時は、離婚は決して「子供のせいではない」事と、離婚しても親子の関係は変わらない事をしっかりと伝えましょう。
離婚は仕方がない事だとしても、子供には「辛い思いをさせてごめん」と、きちんと謝るようにしてください。

次に、実家、双方の両親への報告です。
結婚を決めるのは当事者ですが、少なからず実家にいる家族へも影響があります。離婚の話し合いになった段階で、双方の実家には早めに報告しておいたほうが良いでしょう。
■離婚後の生活の準備
シングルマザーになると、様々な理由から一般的な賃貸住宅が簡単に借りられない事があります。
もし、夫に保証人になって貰えるなら、離婚届を出す前にお願いしておくという方法もあります。

「これから離婚をする夫に頼るのは…」と、感じる方は、公営住宅も視野に入れてください。
しかし、公営住宅は募集時期が限られていますので、入居したい場合はタイミングを見計らって応募しなければなりません。
シングルマザーになれば優先的に入居できる場合が多いので、抽選になるようなら先に離婚届を出してから応募したほうが良いでしょう。

■離婚届を出す前に役所(役場)に相談を
離婚後には、児童扶養手当や各種優遇制度の申請等、必要な手続きが沢山あります。
離婚後すぐに必要書類が揃わなければ手続きが遅れてしまい、手当や優遇が中々受けられなくなってしまいます。
離婚届を出す前に、市区町村の役所(役場)に事前相談に必ず行くようにしましょう。

■勤務先への報告
離婚すれば保険関係の手続きもありますので、勤務先にも報告しなければなりません。
離婚が決まった段階で早めに報告しておくと、後々の手続きもスムーズに進みます。

■養育費や面会の約束
離婚後も、別れた夫が子どもの父親であることに変わりはありません。
親には子どもを扶養する義務がありますから、離婚後は毎月養育費を払って貰うようにしましょう。
養育費の取り決めは口約束で済ませず、離婚協議書を作って書面化しておく事を推奨します。
更に、公証役場で公正証書を作っておけば、もし養育費の支払いが止まった場合も給与を差し押さえて強制的に支払わせる事(強制執行)が可能になります。

また、離婚協議書を作る場合には、子供と父親が定期的に面会できるように取り決めを明記しておくと良いでしょう。
父親の幼稚園、学校行事への出入りについても、予め話し合っておいた方が安心です。幼稚園や学校への報告も忘れずに行ってください。

■まとめ
離婚が決まったら、その後の生活をスムーズに送る為、なるべく準備を整えておくようにしましょう。
手続きや新生活の準備が遅れてしまうと、自分にも子供にも絶大な負担となります。
必要な手続きは必ず確認したうえで、離婚届を提出するようして行きましょう。

この記事が、現在離婚を考えている人の参考になれば幸いです。